海の博物館
日本列島“海女さん”大集合〜海女フォーラム 開催
2011年10月29日(土)〜31日(月)
場所:鳥羽市立長岡中学校
        海の博物館レクチャーホール


スケジュール


 「海女」は日本列島において2千年以上の伝統をもつ、女性による海底への素潜り漁法で、アワビ、サザエ、ウニ、ナマコそしてアラメや天草などの海藻をとり続けてきました。そして漁と一体となった暮らしや信仰は「海女文化」を成してきました。
 ところが、近年全国的な海女の減少が見られ、例えば志摩半島においては、昭和24(1949)年に6000人いた海女が、平成19(2007)年には1000人に、6分の1と激減しています。その上、平均年齢も60歳代と高齢化しつつあります。*平成22(2010)年は973人(海の博物館調査)

 さらに漁獲量 とくにアワビの低迷がつづいています。追い打ちをかけるように、漁獲物の価格は低く上昇の気配がありません。
このように海女の現状を単に数字や表面の姿だけで見ていると、海女は近いうちに滅びるのではないかと思ってしまいそうです。
 しかし、本当に海女がいなくなることが起こるのではないでしょうか?わたしは海女の培った長い歴史がそんなにヤワではない、簡単に消え去るものではないと信じています。元気な海女が再び漁村を勇気づけ、活性化させる原動力になるものと信じています。
そのためには、なによりも磯根資源の回復です。まず藻場の回復であり、アワビ、サザエなど海女漁獲物の回復です。生き物の豊かな海が甦らねばなりません。海さえ元気を取り戻せば、若い海女も自然と海へ戻ってきます。
 そして以前のとおり、海神に感謝を捧げ、操業の安全を祈願して海女祭を絶やしません。海女の笑い声、海女の歌声が絶えることはありません。
 
 4年ほど前、韓国済州島(道)の海女さんから「無形世界遺産登録」を共に手を組んでやろうとお誘いを受けました。わたしは「海女」は世界文化遺産そのものだと思っています。
 ただ日本では海女は志摩半島ばかりでなく、列島のあちこちで頑張っています。今回の海女フォーラムは全国から多くの海女に集まってもらい、交流を通して共通理解をもってもらうためのはじめての集いとなる願いで開くことになりました。
 ここに海女の友好交流を海女文化を守るために世界遺産登録が合言葉となることを心から願うものであります。
                                    海の博物館 館長 石原義剛







「海女」世界遺産無形文化財登録にむけて

この度、海の博物館では済州島にある海女博物館と連携し、
「海女」を世界遺産無形文化財に登録にむけて動き出しました。


 
 2007年10月24日〜27日 済州島で開催された「第2回海女博物館 韓・日国際学術会議」
              にて当館館長石原義剛が「志摩の海女」について講演。
2008年 6月19日〜22日 「第3回海女博物館 韓・日国際学術会議」開催され石原館長
        と答志島の海女さん2人が招待されています。


6月21日済州島にて海女道具一式を「海女博物館」に寄贈する贈呈式を行います。

●寄贈資料一覧
名称 用途 寸法(o)
アマオケ 操業するときにつかまったり、
獲物を入れたりする
480Φ×330H
スカリ(浮き付き) 操業中、獲物を入れる スカリ400×350
浮き880Φ×100
スカリ(2点つながり) 操業中、獲物を入れる 350Φ×400
250Φ×300
イソメガネ
(レンズ付き木箱入り)
操業時につける 145×120×70H
イソメガネ 操業時につける 145×125×70H
カギノミ アワビなどの獲物を岩や石からはがす道具 540L×45W×32D
カギノミ アワビなどの獲物を岩や石からはがす道具 360L×40W×22D
カギノミ アワビなどの獲物を岩や石からはがす道具 315L×40W×25D
カギノミ アワビなどの獲物を岩や石からはがす道具 315L×45W×25D
10 イソノミ アワビなどの獲物を岩や石からはがす道具 120L×25W×35Φ
11 ウェットスーツ一式 操業時に着る 上衣560L×370W
下衣1170L×400W
靴下240L
ほうし350L×200W
軍手200L
おもり500g× 3個
12 ウェットスーツの上衣 操業時に着るウェットスーツの上に着る 700L×570W
13 イソギ 操業時に着る 手拭い910×415
上衣600L×520W
腰巻き880L×1300W
14 クリイカラ 海底に早く到達するためにつかまる 290×140×230H 15s
15 貝紫染め見本



           

海女道具寄贈 海女博物館
読売新聞2008年6月8日

海女道具寄贈 海女 世界無形文化遺産
毎日新聞2008年6月8日

済州島の海女さんとの交流








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海の博物館
TEL:0599−32−6006

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