海に棲むガンガゼウニをご存じでしょうか。20cm以上の長い毒の棘を持ち、海藻を食べ尽くしてしまい、磯やけの原因の一つとされているウニです。三重県尾鷲市の早田(はいだ)地区では、駆除のため捕獲したガンガゼウニの殻を染色に利用しています。染め上がりは優しいあずき色です。今回は、布全体をガンガゼから取った液で、ポイントとなる部分には、貝紫をほどこし、オリジナルのトートバックに仕上げていきます。ふたつの海の生きもので染める珍しい体験です。