特別展示室
2020.5.25(月)~ 9.6(日)
広大な海には気候や地形、深度などに応じて多様な生態系が広がり、同じ仲間の生きものであっても大きさや形状はおどろくほど千差万別です。
また豊かな海、海産物に恵まれた三重県では、目的とする獲物によって多彩な漁法・漁具が発達してきました。例えば大きな獲物や船団で大量に漁獲することを目的とする場合は基本的に大きな漁具、小さな生物や少量の漁獲であれば小さなものが使われます。形状が類似した道具であっても、往々にしてサイズには大きな違いがあります。
本展では、海の生きものや漁具の大きなものと小さなもの(または一般的なもの)を、模型や標本などを使い対比的に見せることにより、海の生物の多様性や、鳥羽の漁業の歴史、道具に様々な工夫を施してきた漁師の知恵などについて学んでいただくことができます。