「海女」とは、素潜りでアワビやサザエ、海藻などを獲る女性のこと。

志摩半島の海女たちは、それぞれの漁村のルールの中、自分の息だけをたよりに、海の中の変化を敏感に感じながら、自然に逆らわず「獲りすぎない」持続的な漁を続けています。

近年、国内外から注目が集まりつつある海女漁ですが、海女たちの生活や社会との関わり、その一方で直面する課題についてなど、海の博物館では広く海女文化について伝え続けていきたいと思っています。

海女文化

海女の操業人数

海の博物館では開館当初より、海女と海士の各地区ごとの操業人数を調査してきました。
この人数を使用する場合は必ず「海の博物館調査」と文言を入れてください。

●鳥羽志摩の海女の操業人数、日数

【海女】1949~2022年(PDFダウンロード)

【海士】1949~2022年(PDFダウンロード)

●全国海女操業人数

・2010年調査(PDFダウンロード)

鳥羽志摩の海女

●海女の歴史
三千年も前の白浜遺跡(鳥羽市浦村町)から大量のアワビ殻とともに鹿角製のアワビオコシと呼ばれる道具が見つかっており、当時すでに「あま」または「アマ」がいたのは確かです。
海女は数千年にわたって活躍しつづけ、現在に至るまでその伝統的な漁を守っています。

●海女の道具
海女は潜水器具を使わない素潜り漁師です。独特の潜水技術と簡単な道具のみで生業を営んでいます。
時代の移ろいの中で素材は変わりましたが、形や大きさには昔の姿をとどめており、永い間に培われた知恵が詰まったものばかりです。

●漁業規制( 漁期や漁獲物の大きさなど)
海女漁は自然環境に寄り添いながら、アワビやサザエ、海藻と取り尽くさないための様々な約束事をしっかりと守ってきました。さらに、「磯のアワビも三年待てば、可愛い娘の嫁支度」と唄われたように、資源保護に努めてきました。

●海女の信仰
海女は漁の前や一年を通じての節目節目に、操業の安全や大漁祈願を行なったり、船上で呪文を唱えるなど、さまざまな風習があります。またむかしから受け継いできたお祭りをいまも守り伝え、神への感謝や祈りを捧げています。

海女文化

三重県水産図解(1883)

海女文化

フナド海女

海女文化

鮑の大きさを測るスンボウ

前館長石原義剛(Yoshikata Ishihara)海女に関する講演会記録および掲載記事